OYOLIFE大阪撤退についての考察

「全く新しい賃貸のカタチ」

このようなキャッチフレーズを掲げるOYOIFEが先日大阪撤退を表明しました。

個人的には大阪でやってたの?という感想ですがそう思う理由も交えた上でなぜそのようなことになったのかを考察したいと思います。

OYOLIFEとはなにか

まずOYOLIFE(オヨライフ)という企業について知らない方も多いと思いますのでご説明します。

OYOLIFEとはインド発のホテルベンチャー「OYO(オヨ)」が運営する新しい不動産賃貸の形を実現するビジネスモデルです。
これまでソフトバンク・ビジョン・ファンドなどから、10億ドル(1100億円強)の出資を受けており、元々日本とは関係性がありました。

OYOLIFEの強みは部屋にシェアハウスと同じで既に家具や生活必需品が置いてあり、即日入居可能というところです。
web上で契約が完結される仕組みになっており、HPでは「最短30分で入居可能!」と表記されていますね。

さらに扱っている物件が全て綺麗という事も売りのポイントでもあり、若者をターゲットにしていること分かります。
HPを見るとリノベ済、築浅などが多く、最近の若者に標準を合わせた物件を選択できるようになっています。

従来の賃貸では不動産に問い合わせて、物件内覧、審査など入居するまでに様々な手続きがあるので時間もかかります、そこに目をつけたのがこのビジネスモデルです。
OYOLIFEはITを駆使してワンストップで住居を決めることができるシステムを創り出しました。

気軽に入居できるということもあり、最近は企業研修での社員用の住居として利用されるケースも多くなっているみたいです。
実際に民泊でも借り手がいない時はマンスリー・ウィークリーマンションとして貸し出している事業者が多く、主なクライアントは出張のサラリーマンなど旅行者以外となっています。

類似したビジネスの出現

最近はアドレスホッパーという特定の住居を持たずに日本全国にある住居に移動しながら住むという生活を行う人が増えてきています。

ITの発展で地方に住み始める人が増えていたり、新型コロナウイルスの影響でリモートでも仕事が成り立つことが分かった人達が「脱・都会」を考えて郊外に移住するという現象が起こり始めました。

そこで最近話題になっているのが「定額住み放題」と呼ばれるサービスです。
世界・日本全国にあるその企業が運営している住居であればどこでも定額で利用可能というものです。

定額住み放題サービス
サービス名 URL
ADDress(アドレス) https://www.hafh.com
HafH(ハフ) https://address.love

これらのメインターゲットはフリーランスとして自由な生き方をしている方ですが、コロナの影響で現状登録者が増えてきているのでこれからもっとメジャーなサービスとなる予感がします。

OYOLIFEも当初はそのようなフリーランスをメインターゲットにしていく予定だったのではと思っています。
しかし、「定額住み放題」というビジネスモデルではないOYOLIFEはアドレスホッパーを向かい入れることは難しくなりました。
それには強気の価格設定も影響していると考えられます。

なぜ大阪撤退になったか

本題に入ります。

OYOLIFEがアナウンスしている撤退の理由は拠点が東京にあるために、首都圏以外だと管理コストがかかってしまうことが要因で撤退したとのことですが、個人的にはそれで撤退はないのではと思っています。

OYOLIFEほどの企業になると優秀なマーケターも本部にいるはずなので、計画も練り混んでいます。
ですので関西圏ではシンプルにこのビジネスモデルが通用しなかったのではと考えています。
関西に住む人間の利益を追求しきれなかった可能性は否めません。

OYOLIFEの物件は料金が高すぎます。
これは首都圏でもちょっと高いのでは?と感じるほど高いです。
売りにしている「即入居できること」以外特にメリットを感じることができませんでした。

大阪は経済規模の割には家賃が低いので、そこまでお金を出さなくてもいいマンションに住めます。
そして梅田や難波などの都市部でもそこまで高騰していません、OYOLIFEの物件は最寄りがターミナル駅ではない物件なのにかなり家賃が高く、金額のバランスをもともと家賃の低い大阪では取れなかったのではと思います。

OYOlIFEに問い合わせてみた

実際にOYOLIFEの大阪で検索してみるとまだ物件自体は掲載されており、撤退とはなんだったのか?と思ったので実際にOYOLIFEへと問い合わせてみました。

するとこのような返答が。

OYOLIFE Conciergeの〇〇と申します。
現在、大阪の物件もお取り扱いがございますので、気になるお部屋があればwebからご予約頂くか、物件名とお部屋番号をお知らせ頂ければ、最新の空室状況を管理会社様に確認いたします。
よろしくお願いいたします。

現在ある物件はそのままで新規の物件の提供は終了したということですね。
入居してるといきなり退去を求められる可能性もあるのでその辺りは気をつけないといけません。
それでもOYOLIFEに興味があり、一度お話を聞いてみたいという方は問い合わせてみてもいいかもしれませんね。

もちろん関東圏での事業は継続してるので関東圏で考えている方は気にせず利用して大丈夫です。

今後の展望

OYOLIFEが今後どうなっていくのかは気になりますがやはり前述した「定額居住サービス」の波に飲まれていくのではと思います。
コロナで地方に移住するにしてもOYOLIFEを利用する必要はありませんし、普通に賃貸する方が安く済みます。

それなら様々な住居を利用できる「定額居住サービス」を活用した方が楽しむことができるのでメリットは大きいです。
大阪に住むのであれば都心近くでも比較的安いきれいな物件がたくさんあるので一度物件探しをしてみてもいいかもしれませんね。

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