謎の「大企業」キーエンス

時価総額日本3位の大企業

株式会社キーエンス
住所 大阪市東淀川区東中島1-3-14
設立 1974年5月27日
資本金 306億3,754万円
時価総額 11兆3,286億円

※2020/9/18時点

2019年8月10日に起こった『あおり運転暴行事件』の宮崎文夫容疑者が過去に勤務していた企業ということも話題になっていたので社名を聞いたことのある人は増えたと思います。

キーエンスは日本の企業の中で時価総額トップ3に入るほどの大企業なので日本人だと知らない人がいない企業と時価総額を争っている状況です。

時価総額ランキング
企業名 時価総額(百万円)
1 トヨタ自動車 22,964,976
2 ソフトバンクグループ 13,677,835
3 キーエンス 11,328,614
4 ソニー 10,495,792
5 日本電信電話 8,788,477

※2020/9/18時点

このように現時点ではキーエンスの上にはトヨタ自動車とソフトバンクグループしかいません。
その2社については説明する必要もないほど有名な企業です。

ではなぜそのような巨大企業の知名度があまりないのかを考えていきたいと思います。

キーエンスとはどんな企業?

世間一般的な知名度は少なくて、どのような企業なのか全く分からない企業の実態は「超」が付くほどの大企業です。
おそらく知名度が低いのはキーエンスの業態扱っている製品が専門的だということに関係しています。

キーエンスの主力事業

キーエンスがどのような製品を扱っているのか詳しい人はあまりいないと思います。
なぜかと言うと個人向けではなく、主に企業に向けてビジネスを展開するBtoBと呼ばれるビジネスモデルで収益を上げているからです。

自動制御機器(PLCと周辺機器)、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発および製造販売を行う企業。TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。海外売り上げ比率は50%を超える。現在、世界44カ国・200拠点で事業を展開。

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 株式会社キーエンス

会社概要を見てもあまり馴染みのない言葉ばかりで専門性の高さを伺えます。
実際に主力製品を見てみるともっと詳細に書いてありますがこちらもぱっと見ではイメージできない製品ばかりでした。

  • 流量・圧力センサ/温度制御
  • 変位センサ/寸法測定器
  • 画像センサ/画像処理装置
  • 静電気対策機器/クリーン機器
  • レーザーマーカ/インクジェット/3Dプリンタ
  • 光電・近接・レーザセンサ/ライトカーテン

普段関わることのない専門性が高い製品を扱っているのと、キーエンスのクライアントとなっても限られた部署としか取引することがない。
これが「超」大企業で時価総額がトップ5以内にも関わらず世間一般的な知名度が低い一つの理由です。

独特な雰囲気の理由

キーエンスと聞くとなぜか独特な雰囲気があるように感じるもう一つの理由は社員に会ったことがない人が多いからだとも言われています。
やはりキーエンスに入社する層とはかなり高学歴でかつ、その中でも競走を勝ち抜いたエリートなはずなのでそんな希少な人材に普通に会う事はほとんどないでしょう。

年度別新卒採用人数
採用人数
2016年度 166名
2017年度 210名
2018年度 213名

このように他の大企業が300名以上の新卒を取るのに比べて人数を絞っているような気もします。
本当の目的は分かりませんが少数精鋭の組織を作り上げるためにあえてこのような採用人数にしているのかもしれません。

キーエンスは激務と言われていますが、別に1日15時間働いているわけではなく、決められた時間内にタスクを終えなければいけないというプレッシャーがすごくかかるとのことです。
働いている時間の密度が濃く、一人ひとりの成果やパフォーマンスを定量的に見える化することで責任感を持たせるという目的で時間管理を徹底しており、その成果が圧倒的な成長につながっています。

自分の営業スタイルを振り返る時に、定量的かつ詳細な記録が残っていればPDCAが回しやすくなり、改善がしやすくなります。
その結果、対面でしっかりクライアントと会話するスキルはもちろん、スケジューリングのスキルが身に付きますので、これがどこに行ってもキーエンスの社員は通用すると言われる理由の一つです。

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