大阪の回転すし スシロー

株式会社あきんどスシロー(以下スシロー)は、大阪吹田市に本社を構えています。
新型コロナの影響で、外食業界は大きなダメージを受けていますが、スシローは「自動土産ロッカー」というシステムを導入しテイクアウトに力入れ、2020年9月が売上高2049億5700万円(対前期比2.9%増)と過去最高を記録しています。
同じ回転寿司のライバルである、くら寿司は、食べ終わったお皿を5枚投入するとカプセルトイが貰えたり、かっぱ寿司では、特急レーンという個別で注文した寿司を、新幹線のような列車が目の前のレーンを走り届けてくれるサービスがあります。

それらの企業も独自のテイクアウトシステムを導入し、コロナ禍にあっても売上高を増加させる努力をしています。
店内に入り、一見すると他社のような目立った特徴のないスシローですが、なぜ過去最高の売り上げを出すことが出来たのか。その秘密を少し調べてみました。
スシローのマイナビ2022に掲載している、企業情報のページでは回転寿司企業 売上高No.1(フードビジネス総合研究所 2018年度調べ)
飲食レストランチェーン部門 顧客満足度1位(公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会 2019年度調べ)
と、記載されていて、回転ずし業界の中でもトップを走っているのが分かります。
自社の新卒サイトでは、世界で初めて「回転ずし総合管理システム」を導入していることをアピールしています。その中には、こんな説明がされていました。
“例えばまぐろの場合、レーンを350m以上まわったら自動廃棄。リアルタイムで売れ筋状況を把握するので、すしの鮮度管理も確実です。おいしさを支える、スシローならではのIT技術です。”
他社も回転寿司の品質管理にIT技術が使われていることは、それぞれ公式のホームページなどで掲げていますが、実際にどれだけの距離を移動すると廃棄になるのかという点について、記載している企業は他にありませんでした。
もう一つ、スシローの特徴として、寿司以外のコラボレーション企画を滅多に行っていない事が挙げられます。
他社では小学生以下が来店するとステッカーが貰えたり、話題のアニメのカプセルトイが出てきたりと、寿司以外の付加価値をつけて集客をしていることが窺えますが、スシローのコラボレーション商品と言えば、現在は関西で放送されている番組との企画で、一番人気のえびアボカドに対抗するメニューを商品化しているものでした。
コラボレーションの対象も、回転ずしのメインである寿司であることに、寿司というメイン商品への自信を感じさせます。

以上のことから、スシローは一見、他の回転寿司よりも目立ったシステムや付加価値はありませんが、メインの商品である寿司に注力しているため、この時代にも過去最高の売上高を出すことが出来たのが分かります。

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